K2HD MASTERING

未知との遭遇

マスタリングエンジニアの感性と技術により引き出された、マスター音源に本来込められている楽曲の魅力をK2 High Definitionコーディング技術により最大100kHzに及ぶ広帯域と24bitの高分解能な音楽情報で各メディアに収める「K2HDマスタリング」。CDマスタリングでは、192kHz 24bitの情報を、44.1kHz 16bitのCDマスターに収めることにより、これまでにはないCDの高音質化を実現します。ビクタースタジオFLAIRではK2HDコーディング技術をベースとした「K2HDマスタリング」を広くオープンに展開、メーカーやジャンルを問わず皆様ご利用頂いてきました。
その「K2HDマスタリング」が、パラメーターの再調整と筐体自体を改善強化されたK2HDプロセッサーの完全導入により更なる高音質化を実現、「K2HD PROマスタリング」とネーミングされた新たなステージに進化しました。

これまではFLAIRの各部屋を持ち回りで使用していたK2HDプロセッサーを大幅に増設。機器ごとの個体差も考慮して各部屋に最適な組み合わせで常設配備しました。これにより、電源周りも含めた機器全体の安定動作と、各部屋毎に常設機器の個体、音質、キャラクターを熟知出来ることで更に微細で繊細な音づくりが可能になりました。
基本的なパラメーターも再調整を加え、K2HD効果も飛躍的にアップ。今までにも増した高次元で自然な音楽表現を実現します

概念

K2HD PROマスタリングは、使用するマスター音源によって様々な手法のマスタリングが施されます。例えばアナログのマスターテープの様なオリジナルと同等の完成された魅力溢れるマスター音源に対しては、その情報を変化無く少しも漏らさない様な音づくりが可能となります。例えばデジタルテープ(3/4U-matic、DAT)の様なオリジナルと比べると情報や音が既に変質してしまっているマスター音源に関しては、限りなくオリジナルに近い状態を再現します。例えばよりスケールアップが必要なマスター音源に対しては、アクティブかつクリエイティブな創り込みを行います。K2HD PRO MASTERINGでは、「K2 High Definition Coding」の機材に加えて、持ち込まれるマスター音源の形態・フォーマット・状況にあわせた作業の細かな対応および音質判断と、音楽ジャンルや作品内容にあわせた最適なアプローチが要求されます。
音に対しての的確な判断、それを確実に音楽にベストマッチさせられる、高いスキルを有するエンジニアのマンパワーがあってこそのK2HD PRO MASTERING。
クリエイティブで経験豊かな多くのエンジニアとハイスペックな音づくりに関しての独自のノウハウがあるFLAIRだからこそ、K2HD PRO MASTERINGが可能なのです。

CDマスタリング例

音づくりの方向性 〜柔らかでアナログっぽい

K2HD PROマスタリングは、マスター音源に込められている魅力を可能な限り引き出すことを主な目的としています。その特質上、豊かな空気感や音場の再現に効果を発揮します。特に音楽ジャンルを選びませんが、その中でも生楽器で構成されるジャズ系や音場溢れるクラシック系がお勧めです。仕上がりの音の方向性はマスター音源の内容によって異なりますが、全体として“柔らかいながらも高域に伸びがあり奥行き溢れる”アナログに近い仕上がりになります。旧音源のリマスタリングに最適です。

マスタリングの流れ

K2HD PROマスタリングの工程は通常のマスタリングと同様です。マスター音源の形態やマスタリング後の音源フォーマットも大きな制約はありません。インターネット経由での音源のやり取りも可能です。CD制作の場合、K2HD PROマスタリングによってつくられるCDマスターのクオリティーがアップするため、マスタリング以降が通常の工程でもこれまでにない高音質CDの制作が可能になります。勿論、通常のCDプレイヤーでの再生が可能で、その効果が十分に発揮されます。

定 義

マスタリングエンジニアの感性と技術により引き出された、マスター音源に本来込められている楽曲の魅力を、K2 High Definitionコーディング技術により最大100kHzに及ぶ広帯域と24bitの高分解能な音楽情報で各メディアに収めるK2HD PROマスタリングは、高い感性と技術を有するマスタリングエンジニア、楽曲としての魅力ある作品、十分な情報が込められているマスター音源が必須条件です。

CDフォーマットH2HDコーディング

表 記

このCDは新技術の「K2 High Definition コーディング」と高レベルの技術・感性をもったエンジニアによって最大100kHzにも及ぶ広帯域で24bitの高分解能に相当する音楽情報をCDフォーマットに収める高次元マスタリングが施されています。

K2 High Definitionコーディング

JVCケンウッドが開発した、最大100kHzに及ぶ広帯域と24bitの高分解能な情報を下位フォーマットに収める新技術。1987年にスタートした、JVCケンウッドオリジナルのデジタル音質向上技術である「K2テクノロジー」の一環で、CDでは192kHz 24bitの情報を44.1kHz 16bitのフォーマットに収めることが可能。

K2テクノロジー

1987年、当時の日本ビクターとビクター音楽産業がデジタルにおける音質改善へ一致協力し取り組みを始め、開発されたJVCケンウッド独自のデジタル音質向上技術。音楽信号に大きな影響を与えるデジタル信号を波形で伝送する際に付加される符号外成分(ジッターやリップルなど)を根本から解消するデジタル伝送の革新技術「K2 インターフェース」皮切りに、これまでに伝送過程やメディアの変化による様々な音質劣化排除よる品質の安定と音改善の必須の技術として、レコーディングスタジオやマスタリングスタジオのプロの世界でも活躍。最新のnetK2やK2HD PROマスタリングを含め、JVCケンウッドが世界に誇る日々進化を遂げる音質改善技術。